一般的に開業届と言われていますが、正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出」といいます。
開業をするにあたり、開業届を提出する必要があります。
開業届を出す際に必要なものと手順について詳しく解説します。
これにより、開業届の提出に必要な準備や手続きをスムーズに進めることができます。
必要なもの
開業届を税務署に提出する際に必要なものは以下になります。
開業届(個人事業の開業・廃業等届出)
開業届は管轄の税務署もしくは、国税庁のホームページからもダウンロードが可能です。
この書類は開業した日から1ヶ月以内に提出することが一般的ですが、提出しないからといって罰則などはありませんのでご安心ください。
また、確定申告時に青色申告をする場合には、開業届を提出する必要があります。
本人確認書類
- 個人事業主の場合:本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
- 法人の場合:会社設立の際に発行された法人設立登記簿謄本や代表者の印鑑証明書など
手順
以下に、開業届を出す手順を順を追って説明します。
ステップ1: 開業届書類の作成
- 開業届出書をダウンロードし、必要事項を正確に記入します。
- 所轄税務署のウェブサイトや窓口で提供されているテンプレートを使用することもできます。
ステップ2: 書類の確認と不備の修正
- 開業届書類を再確認し、不備がないかを確認します。
- 必要な書類や証明書類が欠けていないことを確認しましょう。
テップ3: 所轄税務署への提出
- 所轄税務署の窓口に開業届書類と必要な証明書類を持参しましょう。
- 受付窓口で提出する場合は、書類を提出し、受領印や受付証明書をもらいます。
- オンライン提出の場合は、所轄税務署のウェブサイトにアクセスし、指示に従って書類をアップロードします。
ステップ4: 手続きの完了と確認
- 開業届書類が提出されたら、税務署で手続きが完了するまでの期間があります。通常は数日から数週間かかることがあります。
- 提出後、税務署から開業届の受理証明書や確定申告の書類などが送付される場合があります。これらの書類は大切に保管しましょう。
ステップ5: 必要な手続きの実施
- 開業届提出後、必要に応じて別の手続きが必要となる場合があります。
- 例えば、健康保険や労働保険の加入手続き、地方自治体への届出手続き、商業登記の申請などが挙げられます。
各手続きに関しては、該当する機関や団体に問い合わせて必要な手続きを行いましょう。
まとめ
開業届を出す際には、開業届書類と必要な証明書類を用意し、所轄税務署へ提出する必要があります。
開業届の提出は重要なステップであり、正確に行うことが大切です。
開業に関する詳細な情報は、所轄税務署や関連する機関や団体に問い合わせることをおすすめします。