ChatGPTを使うたびに「私はブログを書いている初心者で、やさしい言葉で答えてください」と毎回打ち込んでいませんか?
その手間をなくしてくれるのがカスタム指示という機能です。一度登録しておけば、新しいチャットを始めるたびに、ChatGPTがあなたの前提や好みを踏まえて答えてくれるようになります。
この記事では、カスタム指示の設定場所と書き方のコツ、目的別の設定例、うまく効かないときの対処法までをやさしく解説します。ブログやSNSの運営に使いたい人も、そのまま真似できる内容にしました。
ChatGPTのカスタム指示とは?
カスタム指示とは、「自分はどんな人で、ChatGPTにどう答えてほしいか」をあらかじめ登録しておく機能です。登録した内容は、新しく始めるチャットに自動で反映されます。
たとえば、こんな違いが出ます。
- 登録なし:毎回「初心者向けに」「ですます調で」「結論から」と指示を書く
- 登録あり:何も言わなくても、初心者向けのやさしい説明で返ってくる
つまり、毎回同じお願いをする手間を省くための機能です。文章のトーンや回答の長さ、避けてほしい表現などを固定できるので、毎回の答えが安定して使いやすくなります。
なお、無料版でも使えるかどうかや、細かい機能の範囲はプランやアップデートによって変わることがあります。プランごとの違いはChatGPT無料版と有料版の違いも参考にしてみてください。
カスタム指示の設定方法
設定の流れはとても簡単です。
- ChatGPTの画面で、自分のアイコン(プロフィール)をクリックする
- 「設定」を開く
- 「パーソナライズ」の中から「カスタム指示」を選ぶ
- 入力欄に内容を書いて保存する
画面の表記や項目の名前は、アップデートで変わることがあります。見つからないときは、設定画面の中の「パーソナライズ」や「カスタマイズ」といった項目を探してみてください。
入力欄は大きく分けて、「自分について」に当たる欄と、「どう答えてほしいか」に当たる欄があります(呼び名や職業などを入れる欄が別にあることもあります)。次の章で、それぞれの使い分けを説明しますね。
書き方の基本は「役割・形式・禁止事項」
うまく効くカスタム指示には、共通する型があります。次の3つを意識して書いてみてください。
1. 役割・前提(自分について)
自分が何者で、何に使いたいのかを書きます。
ブログ運営をしている個人です。専門知識はあまりなく、SNSやAIツールの初心者です。
ChatGPTが「どのレベルの人に向けて答えればいいか」を判断できるようになります。
2. 出力の形式(どう答えてほしいか)
答え方の好みを書きます。
専門用語には必ず一言の説明をつけてください。結論を先に述べてから、理由を説明してください。ですます調で、少しカジュアルな口調でお願いします。
3. 禁止事項・避けたいこと
やってほしくないことも書いておくと、ズレが減ります。
長すぎる前置きは不要です。わからないことは、推測で断定せずに「わからない」と伝えてください。
指示は3〜5個に絞るのがポイントです。あれもこれも詰め込むと、どれを優先すればいいのか判断しにくくなり、かえって効きが悪くなることがあります。
目的別のおすすめ設定例
コピペしてそのまま使える形で、目的別に例を紹介します。自分の状況に合わせて書き換えてくださいね。
ブログ執筆向け
【自分について】 個人でブログを運営しています。読者はエンジニアではない一般の人です。
【答え方】 ・専門用語には短い説明を添える ・ですます調でカジュアルに書く ・文章の案を出すときは、まず構成(見出し)から提案する ・事実と推測を分けて書く
ブログの構成づくりに使うなら、AIでブログの構成案を作るプロンプト活用術とあわせると、さらに便利です。
学習・調べもの向け
【自分について】 初心者として新しい分野を勉強しています。
【答え方】 ・最初に1〜2行で全体像を説明する ・たとえ話を1つ入れる ・最後に「次に調べるといいこと」を3つ挙げる
SNS投稿づくり向け
【自分について】 SNSを運営しており、フォロワーは少なめです。
【答え方】 ・投稿文は3パターン出す ・1行目で興味を引く書き出しにする ・絵文字は多用せず、最大でも2〜3個まで
SNSでの活用例はChatGPTでSNS投稿文を作る活用術とコツでも紹介しています。
うまく効かないときの対処法
「設定したのに、思ったように反映されない…」というときは、次の点を見直してみましょう。
- 指示が多すぎないか:重要なものを3〜5個に絞り、短く書き直す
- あいまいな表現になっていないか:「いい感じに」より「300文字以内で」「箇条書きで」のように具体的に書く
- チャット内の指示と矛盾していないか:チャットで別のことを頼むと、そちらが優先されることがあります
- 古いチャットを使っていないか:設定を変えたら、新しいチャットで試すのが確実です
特定の会話だけ設定を外したいときは、チャットの最初に「今回はカスタム指示を無視して答えてください」と伝える方法もあります。
他の機能との使い分け
ChatGPTには、カスタム指示のほかにも似た機能があります。役割を整理しておくと迷いません。
| 機能 | 向いていること |
|---|---|
| カスタム指示 | 変わらない基本ルール(口調・前提など) |
| メモリ | 会話の中で覚えてほしい情報 |
| プロジェクト | 案件やテーマごとに資料・指示をまとめたいとき |
| GPTs | 同じ作業を繰り返す専用アシスタント |
まずはカスタム指示から始めて、物足りなくなったら他の機能を足していくのがおすすめです。ChatGPT全体の基本についてはChatGPTの使い方|初心者向けプロンプトのコツもどうぞ。
まとめ
この記事のポイントを振り返ります。
- カスタム指示は、自分の前提や答え方の好みを登録して、毎回の指示の手間を省く機能
- 設定は、プロフィールから「設定」→「パーソナライズ」→「カスタム指示」で行う
- 「役割・前提」「出力の形式」「禁止事項」の3つを意識して書く
- 指示は3〜5個に絞り、具体的に短く書くと効きやすい
- 効かないときは、指示の数・あいまいさ・チャット内の指示との矛盾を見直す
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。まずは1〜2個の指示だけ登録して、使いながら少しずつ育てていってみてください。毎回のやりとりが、ぐっとラクになりますよ。