「E-E-A-Tって企業サイトや専門家のためのものでしょ?」「個人の趣味ブログじゃ、専門性とか権威性なんて出しようがない」——ブログのSEO対策を調べていると必ず出てくる「E-E-A-T」という言葉に、こんな印象を持っている方は多いのではないでしょうか。
たしかにE-E-A-Tは企業サイトや専門家のサイトで語られることが多い概念です。ですが、狙うジャンルとやり方次第で、個人の小規模ブログでも十分に高めていくことができます。この記事では、E-E-A-Tの基本的な意味から、個人ブロガーが今日から実践できる具体的な高め方まで、わかりやすく解説していきます。
E-E-A-Tとは何か
E-E-A-Tとは、以下4つの英単語の頭文字を取った言葉です。
- Experience(経験):そのテーマについて実際に経験したことがあるか
- Expertise(専門性):そのテーマについて専門的な知識を持っているか
- Authoritativeness(権威性):そのテーマについて発信者として認められているか
- Trust(信頼性):発信している情報が正確で信頼できるか
この4つの中でもっとも重要とされているのが「Trust(信頼性)」です。どれだけ経験や専門性をアピールしても、記事の内容に誤りが多かったり、運営者情報が不透明だったりすると、信頼性は評価されません。裏を返せば、信頼性さえきちんと積み上げていけば、個人ブログでもE-E-A-Tを高めていく余地は十分にあるということです。
なぜ個人ブログでも意識する価値があるのか
「Experience(経験)」の項目は、2022年にE-A-Tへ新しく追加された観点です。これは、実体験に基づいたリアルな情報の価値が、検索エンジン側でも以前より重視されるようになったことを意味しています。
企業サイトが書けるのは、あくまで一般的な情報や公式な見解が中心になりがちです。一方、個人ブログは「実際に自分でやってみた」「失敗した」「こう工夫したらうまくいった」といった一次体験を書きやすい立場にあります。この「経験」の要素に関しては、むしろ個人ブログの方が強みを発揮しやすい部分だといえます。
経験を伝える書き方の工夫
経験をE-E-A-Tとして評価してもらうには、ただ「やってみました」と書くだけでは不十分です。次のような要素を具体的に盛り込むと、経験の説得力が増します。
- 実際に使った期間・回数など、具体的な数字を入れる
- うまくいかなかった失敗談も正直に書く(成功談だけだと不自然に感じられやすい)
- スクリーンショットや自分で撮影した画像など、実際にやった証拠を添える
「〜らしいです」「〜と言われています」といった伝聞調ばかりの記事より、「私は実際に〇〇をやってみて、こうなりました」という一人称の経験談の方が、読者にとっても検索エンジンにとっても価値のある情報として受け取られやすくなります。
専門性・権威性を積み上げる方法
専門性や権威性は、資格や肩書きがなくても、地道な積み重ねで少しずつ育てていくことができます。
- 同じジャンルの記事を継続して発信する:ジャンルを絞って発信を続けることで、「このブログはこのテーマに詳しい」という印象が積み上がっていく
- 記事同士を内部リンクでつなげる:関連する記事同士をリンクでつなぐことで、サイト全体としてそのテーマを網羅的に扱っていることが伝わりやすくなる
- 他サイトからの引用・言及を増やす:SNSでのシェアや、他ブログからのリンクが増えると、外部から見た信頼度の向上につながる
ジャンルを絞った運営方針については、ブログで差別化する方法|オリジナリティの出し方でも詳しく触れているので、あわせて参考にしてみてください。
信頼性を高めるプロフィールの作り込み
信頼性を評価してもらううえで、運営者情報・プロフィールページの充実度は見落とされがちですが非常に重要な要素です。
- 名前(本名でなくても可)、経歴、ブログを始めたきっかけを明記する
- 保有資格や実績があれば具体的に記載する
- 連絡先やSNSアカウントなど、実在する発信者であることが伝わる情報を用意する
プロフィールの具体的な書き方やテンプレートについては、ブログのプロフィールの書き方|信頼されるコツで詳しく解説しています。まだプロフィールページを作り込めていない方は、まずここから着手するのがおすすめです。
記事内で信頼性を積み上げる具体的な工夫
プロフィールだけでなく、記事本文の中でも信頼性を高める工夫はいろいろあります。
- 数値やデータを扱う場合は、必ず出典(公式サイトや一次情報)を明記する
- 情報の鮮度が重要なテーマ(AIツールやSNSの仕様など)は、いつ時点の情報かを書いておく
- 誤情報を見つけたら放置せず、すぐに記事を修正・更新する
こうした小さな積み重ねが、「このブログは正確な情報を発信している」という印象につながっていきます。検索意図に沿った内容になっているかどうかも信頼性に関わる部分なので、ブログの検索意図の調べ方と活かし方もあわせてチェックしておくと、記事全体の質をさらに底上げできます。
E-E-A-Tは短期間では育たない
最後に押さえておきたいのが、E-E-A-Tは一朝一夕で身につくものではないという点です。信頼性を積み上げるには、最低でも半年から1年程度、継続的に有益な記事を発信し続ける必要があるといわれています。
焦って専門性をアピールしようとするより、まずは「経験に基づいた正確な情報を、地道に発信し続ける」という基本姿勢を大切にすることが、結果的にE-E-A-Tを高める一番の近道になります。
まとめ
個人ブログでE-E-A-Tを高めるためのポイントを振り返ります。
- E-E-A-Tは経験・専門性・権威性・信頼性の4要素で構成され、中でも信頼性がもっとも重要
- 「経験」は個人ブログがむしろ強みを発揮しやすい要素、具体的な数字や失敗談を交えて書く
- 専門性・権威性はジャンルを絞った継続発信と内部リンクの活用で少しずつ積み上がる
- プロフィールページの充実は信頼性向上の基本、まだの人は最優先で取り組みたい
- 出典の明記や情報更新など、記事本文でもできる信頼性の積み上げ方がある
E-E-A-Tは特別な資格や実績がなくても、日々の書き方や運営の姿勢次第で着実に育てていけるものです。今回紹介したポイントを、ぜひ次の記事作りから少しずつ取り入れてみてください。